カラーリムーバー その実力と限界。

カラーが暗くなりすぎて、元に戻したい。そんなとき、ヘアカラーリムーバーはブリーチをせずに人工の色素を髪から取り除けます。そのしくみ、覚悟しておきたいこと、そして私たちが知っている製品をご紹介します。

サロンで黒い手袋のカラーリストがやわらかなブラウンの毛束をとかす

カラーリムーバーのしくみ

永久染毛のカラーは、髪の中で初めて色になります。小さな色のもとが髪に入り込み、そこで結びついて大きな色素分子になるので、外に出られなくなります。カラーリムーバーは、この結びつきを化学的にほどきます。小さくなったかけらは、しっかりすすぐことで洗い流されます。

知っておきたいのは、どんなカラーも髪自身の色素を少し明るくしているということです。そのため、色を取り除いた後に見えるのは、この明るくなった地の色素。暗い髪ならたいていオレンジから銅色です。これは製品の欠点ではなく、次のカラーの出発点です。

使うべきとき、使わないほうがいいとき

状況リムーバーは?私たちのアドバイス
永久染毛のカラーが暗すぎる使えるまさにそのための製品です。その後、明るめのカラーで染め直します。
何度も重ねて染めている条件つき何回か繰り返す必要があることが多く、毛先は根元と違う反応をしがちです。
カラートリートメントや直接染料(青、ピンクなど)条件つき確実に効くとは限りません。まず一束で試しましょう。
ヘナ、植物性カラー使えない植物性の色素は有効成分に反応しません。サロンへご相談を。
ブリーチを元に戻したい使えない脱色は取り除けません。上から染めるしかありません。

私たちが知っているカラーリムーバー

1Colour B4 Extra

暗く落ちにくい色に

Colour B4 Extra

自宅用カラーリムーバーとしていちばん知られた製品で、Extraは暗い髪や何度も染めた髪向けです。メーカーによるとブリーチ剤・アンモニア不使用。説明書にある、時間をかけた入念なすすぎが決め手です。

おすすめの点

  • 実績のある2剤式
  • 暗い色向けの設計

注意したい点

  • 硫黄のにおいがはっきりする
  • すすぎに時間がかかる
2Colour Restore Colourless Max Condition

ケア成分入り

Colour Restore Colourless Max Condition

こちらもブリーチ剤不使用。メーカーによると、色を取り除いた後の髪がごわつきにくいよう、ケア処方をプラスしています。毛先がすでに乾燥している方に向いています。

おすすめの点

  • ケア成分を配合
  • ブリーチ剤不使用

注意したい点

  • ほかと同じく、重ね染めには数回必要
3Schwarzkopf Professional Bond Enforcing Color Remover

プロ向けラインから

Schwarzkopf Professional Bond Enforcing Color Remover

サロン向けラインのカラーリムーバーで、30 gの小袋が5つ入っています。メーカーによると、髪の繊維を守るFibreBondテクノロジーを採用。作用が早いので、説明書と放置時間を必ず守り、事前に一束で試してください。

おすすめの点

  • 1回分ずつ使える
  • 放置時間が短い

注意したい点

  • プロ向けで、経験があると安心
4Eliminator ヘアカラーリムーバー

手ごろな価格

Eliminator ヘアカラーリムーバー

ジェルとクリームを同量混ぜる2剤式。酸化染毛剤の色はしっかり落とせますが、髪がはっきり乾燥することがあるので、その後のトリートメントは必須です。

おすすめの点

  • 手ごろ
  • 混ぜるのが簡単

注意したい点

  • 髪が乾燥することがある

使い方

頭皮に刺激や傷があるときは、カラーリムーバーを使わないでください。アレルギーが出やすい方や、以前ヘアカラーで反応が出たことがある方は、事前に医師にご相談ください。

サロンに任せたほうがいいとき

何色も重ねている、ヘナを使った、毛先がひどく傷んでいる、その後かなり明るくしたい。そんなときは予約をおすすめします。サロンでは、気になる部分だけ狙って色を抜き、そのまま新しい色を重ねていきます。私たちのカラーワークはスタイルでご覧いただけます。

よくある質問

地毛の色に戻る?

いいえ。取り除くのは人工の色素です。残るのは、カラーで明るくなった状態の髪。たいてい地毛より少し暖かみがあり、明るい色です。

ブリーチより髪にやさしい?

基本的にはそうです。髪自身の色素を明るくしないからです。それでも負担はかかるので、その後のトリートメントと、染め直す前の少しの休息がおすすめです。

色を取ったのに、また暗くなったのはなぜ?

たいていは、すすぎが足りなかったことが原因です。残った色素のかけらが空気に触れて、また結びつくことがあります。メーカーの指示どおりの時間、すすぎましょう。

何回まで使える?

メーカーの表示を守ってください。同じ日に何回か繰り返せる製品も多いですが、髪には負担になります。落ちにくい色なら、サロンのほうが良い選択であることも多いです。